兵庫県淡路市の小児科・アレルギー科・内科 うえむら小児科内科クリニック

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今週のホワイトボードから   「ビタミンD不足から見た紫外線対策」


 かつてヨーロッパで日照時間の短い地域ではビタミンD欠乏症である「くる病」という骨の病気が多発していました。原因がビタミンD不足、紫外線が少ないということが分かっています。ビタミンDは食事由来と体内で合成する経路があります。体内での合成には紫外線が必要です。ビタミンDは骨ばかりでなく、細胞増殖や免疫機能などへの効果も報告があり、欠乏症が様々な疾患に係る可能性が示唆されています。近年、若者特に女性でビタミンD不足が深刻化しています。女子中高生の何と約9割がビタミンD不足というレポートがあります。その理由は、紫外線は危険だとか、日焼けは良くないという考えが広まったため、日光を浴びなくなったり、冬でも日焼け止めをしっかり塗って紫外線を避ける方が多くなったためと言われています。母子手帳から日光浴の項目が消えて久しいです。厚生労働省が定めている日本人の食事摂取基準では、ビタミンDの摂取目安は2015年版では1日5.5㎍ですが2020年版では8.5㎍に引き上げられ、適度に日光を浴びるように注釈もつけられました。さて赤ちゃんや女性の方、紫外線対策はどうしましょうか。

今週のホワイトボードから 「頭が歪んでいる赤ちゃん
 
 頭の変形のある赤ちゃんを最近よく見かけます。脳の発達にはあまり良くないという意見もあり積極的に医療の介入がなされているところです。まず重大な病気を見分ける必要があります。頭蓋縫合早期癒合症という病気が稀にあります。頭蓋縫合線(大泉門から前後左右にあります)に沿って骨が盛り上がっているのがサインの一つです。
生後1か月までの赤ちゃんは頭を上手に動かすことはできません。結局同一姿勢をずっととっています。「良く寝ているから」という理由で同一姿勢のまま寝かせることは避けましょう。頭の向きを変えるなどして同じ部分にかかる重力から解放してあげて下さい。タミータイムの導入も有効です(タミータイムは当院のインスタ参照)。生後1か月ぐらいになると長く寝るようになり、この時既に平坦な部分がある変形を来していれば平坦部分を下にしてすわりが良い状態となり、赤ちゃんは健やかそうに満足しているように見えます。が、やはりそ~っと頭の向きを変えてください。3~4か月になると本来なら睡眠中に自由に頭を動かすことができるのですが、目を離すとすわりの良い頭の位置で長時間過ごすことになり、修復がますます進まなくなります。早めに気づき対応してください。